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『人・デザイン・空間 』#1. 大谷 貞 Makoto Otani

2016年、GARDEに入社。PM、ローカルアーキテクト業務を経験した後、2021年より念願であったデザイナーとしてアパレルや大型商業施設、ホスピタリティなどのプロジェクトに多数参画。技術やセンスはもとより、その愛される人間性でも期待の若手デザイナー大谷貞を様々な角度から深堀しました。

■デザインや建築への興味のきっかけ

―大型の商業施設と、おもちゃ屋や釣具屋などの国道沿いの量販店は私の消費行動の原点にあり、商空間への最初の認識でした―

デザイン、モノ・形への関心は早い時期からありましたが、空間への興味はそこでの体験を主とした二次的なものだった思います。また、私自身のクリエイションの原点は昆虫採集に明け暮れ、現物や図鑑を見ては模写し模型を作っていた幼少期にあります。

そこから飛行機や戦車、プラモデルに興味が変遷し、現在の職業に通じる工業的なモノへの関心が生まれました。以降ギターや家具デザインへと。

また90年代の一時期を北京で過ごした私はよく家族、兄弟と百貨店に行きました。ゲームセンターから陶芸教室、食事まで半日くらいは施設の中で過ごしたと思います。また文化的な家庭だったので、あらゆるサブカルチャーのソフトが家庭内に散在していました。

映画では幼いころからバーホーベンやクローネンバーグ、デヴィッドリンチ、漫画は手塚治虫にはじまり水木しげる、つげ義春、石ノ森章太郎など。そんな中、ピアノの先生からもらったビートルズのベスト盤によって60年代を前後にしたサブカルチャーのとりこになり、ビートルズから派生しディランやケルアックにかぶれ、かなり重度の中2病に・・・。

 

 

 

 

●幼少期のプラモデル作りの熱はやがてプロダクトデザインへの興味関心に…

 

 

 

●自由にすくすくと育ち…武蔵野美術大学現役合格。鬼殺しの日々…。

■デザインに影響を与えるもの、積極的に取り込んでいるもの

―アイテム同士の組み合わせ方は空間内でのマテリアルの組み合わせ方と共通している能力だと思います―

衣服は「その場に似つかわしい、ごく普通・平凡」に装うことをかなり意識しています。個人的には、空間デザインに対する姿勢とも共通しているところがあると考えています。どちらも人体を対象にしていることから衣服と内装・建築の設計は距離感の違いだと感じています。衣類の縫製技術に関しては素材選びに始まり、パターン(平面)から人体(立体)へと構築していく過程は建築的に見てもとても面白くどちらもまた、しまいやおさめ方の手間が仕上がりを左右します。これらの技術的な興味以上に意識していることが、アイテムの組み合わせが或るコンテクストに沿ったものかどうか=意味的な合理性です。誰によって、何処で、如何にして作られたものなのかに始まり、なぜ今私がそれを選択したのか、ひとつひとつが納得のいく組み合わせになることを意識しています。この姿勢は可能な限り衣食住の各局面で実現したいと思っています。

■尊敬するクリエイターは

―恐ろしくも魅力的な情景やキャラクターに釘付けになってしまいます―

デヴィッドリンチ。もしかすると難解で高尚な作品だと思われているかもしれませんが彼の作品はよく見てみるとひとつひとつのモチーフはいい意味で俗っぽく、陳腐なものだったりします。私的で好き勝手な映画を作りながら、商業的にも成功している、面白い人だと思います。

■「マテリアルに対して良くも悪くも先入観がない」という彼。最後に、デザイナー大谷に今後のチャレンジについて聞いてみた。

経験者は素材から連想する空間が限定されているように感じます。例えば希少性や、制作の手間や輸送など様々な要素で素材の単価は設定されますが、それは決してその素材の良し悪し(ラグジュアリーかチープか)を決めるものではないと思っています。

空間を構成する他の要素にも言えるかもしれませんが、間合いに関しても「これ以上大きいと×」「これ以上小さいと×」など理にかなっていることもありながら案外根拠のないHow-toが蔓延しています。その辺は基礎として抑えながらも疑問視していきたいと考えています。妙に足りなかったり、妙に余っていたりすることに魅力を感じることも多いはずです。今後も、可能な限り多くを学び活かしていきたいと思います。

■大谷 貞 Makoto Otani

デザイン事業本部 大型デザイン課 デザイナー

2016年入社後はブランド事業本部PM課でインポートブランドの国内出店における内装工事のマネジメントを行う。2019年ブランド事業本部設計課にて、アパレルからコスメなどインポートブランドのローカルアーキテクト業務に携わる。2021年からは国際デザイン事業本部に所属しアパレルショップから大型商業施設、ホスピタリティのデザインを中心に国内外問わず様々なプロジェクトにデザイナーとして参画。

『窓から広がる創造空間』

「未来をひらく窓―Gaudí Meets 3D Printing」というデザイン展が10月15日(金)から11月3日(水・祝)まで、東京ミッドタウンにて開催されます。

こちらのデザイン展は世界的に著名な建築家アントニ・ガウディが生涯持ち続けた“共創”(各分野のエキスパートたちと試行錯誤しながら創作を行う)というものづくりの精神を継承しているクリエイティブディレクター鈴木啓太氏と住宅やビルなどに使われる窓やサッシ、シャッターなど各種商品の設計、製造、施工、販売を行うYKK AP株式会社の企画によるもの。国やジャンルを超え主旨に賛同した各分野のスペシャリストが最新3Dプリンティング技術を駆使し“未来の窓”を創造した新しい窓のプロトタイプデザイン展です。制作パートナーとしてGARDEもこの共創に参画させて頂いております。

日頃、何気なく触れている“窓”が気鋭のクリエイターたちの手によりどう表現されているのか、またどんな未来をひらくのか…大変楽しみなイベントですね。

 

YKK AP特設サイト「未来をひらく窓-Gaudí Meets 3D Printing

https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/sp/window-future/

ということでこの機会に「窓」について調べてみることにしました。

先ず、窓と言えば窓ガラスですよね。ですがこの窓ガラス、日本で一般に普及しはじめたのは明治時代後期(20世紀初頭)以降、西洋でも一般庶民が使えるようになったのは17世紀以降とのことです。外光の取り込みはもとより換気、防犯、プライバシー保護、騒音の侵入・流出の防止、害虫の侵入防止などなど窓と窓ガラスの組み合わせにより多くの機能が叶えられていることを知ると「窓」への感慨も一入ではないでしょうか。

そんな窓の役割として先に挙げた機能的な役割ともう一つ装飾的な役割が考えられます。街を歩いていてデザインが美しい窓や変わった形をした窓、綺麗に磨き上げられた窓などに遭遇するとついつい目や心が奪われてしまう…そんな経験はありませんか。

そこで今回は、特徴的な「窓」を持つ建築物や「窓」によって作り出された空間をご紹介します。

 

■トーレ・アグバール(スペイン・バルセロナ)

トーレ・アグバールはサグラダファミリアをはじめとする美しい教会など、中世の建物が多く残され、またスペインを代表する芸術家“ジョアン・ミロ”の作品を集めたミロ美術館や“パブロ・ピカソ”美術館など文化都市として多くの観光客が訪れるスペイン王国の北東部バルセロナにあるバルセロナ水道局の円筒形ビルです。外壁を覆う4,500枚のガラスのブラインドは気温センサーと連動し開閉。夏は日光を遮り、冬は日光を入れることで冷暖房エネルギーを最大限節約するように設計されており省エネによる地球温暖化対策など環境保全への取り組みにも高い意識が伺えます。ビル本体の壁は、地面近くは赤色を多く使い、地上に向かう程青色が増えるデザイン。光にきらめくガラスに覆われた炎と水がイメージカラーの美しいファサードです。ブラインドのガラスに対応した4,500個のLED照明は、コンピュータ制御により1,500を超える色を使ったイルミネーションを作り出すことが可能。季節やイベントに応じた演出も行うなどバルセロナのランドマークとなっています。

 

■ヴァルトシュピラーレ(ドイツ)

オーストリアの建築家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーが設計し彼の遺作ともなる「ヴァルトシュピラーレ」(英語で「forest spiral」日本語で「螺旋の森」)は1998年から2000年にかけて建設された12階建て、105戸が入る集合住宅です。無機質な直線が一切ない個性的なフォルムはフンデルトヴァッサー自らが敬愛する「自然」を生涯にわたって表現しようとした証と言えます。そのフォルムもさることながら、こちらの建物の特徴として窓が1000個以上もあり、更に一つとして同じ形の窓がないということが挙げられます。中には木が外に飛び出した窓などもあり、建築や窓の概念を覆した芸術性の高いデザインが随所に散りばめられています。

カラフルな壁の装飾や金色の王冠など、一見すると奇抜さばかりが目立ち童話や寓話の世界から飛び出してきたお城の様に思われがちですが頂上部にはオープンカフェとバー、中庭には小さな池や子供の遊び場を作るなど自由な感性の基、人と自然を共存させた様はまさにフンデルトヴァッサーがこの世に残した傑作と言えるのではないでしょうか。

 

■円窓 (日本)

最後にご紹介するのは日本の伝統的な窓です。無双窓(むそうまど)、櫛形窓(くしがたまど)、下地窓(したじまど)、連子窓(れんじまど)、破窓(はそう)、忘窓(わすれまど)、獅子垣窓(ししがきまど)など名称を聞いただけではピンとこない窓も多くその種類、デザインは実に多種多様です。海外の窓の様に派手で奇抜なデザインではありませんが、そこには四季の移ろいを五感で感じながら情緒豊かに生きる日本人ならではの感性が感じられます。そんな日本の伝統的な窓の中から、比較的見る機会も多い「円窓(えんそう)」をご紹介します。

円窓とは寺院、仏閣をはじめとした日本の伝統的な建築にも多く使われた円形の窓のことです。鎌倉にある「明月院(めいげついん)」や京都の「源光庵(げんこうあん)」水墨画家で禅僧でもある雪舟が作庭した庭園がある「芬陀院(ふんだいん)」などは有名で季節とともに移りかわる美しい自然の景色を円窓から見ることができます。「明月院」「源光庵」は新緑、紅葉の時期、「芬陀院」は庭の枯れ木に雪が降り積もり、その景色がまるで雪舟が描いた水墨画のよう見える雪の日が特におススメです。

日本の伝統的な「円窓」は壁で囲まれた部屋にいながら、窓を通して見える景色(借景)をも上手に室内に取り込むことで、額縁(=窓枠)でフレーミングされた絵画がそこにあるような空間演出を施していると言えます。

 

■出典元

https://www.chuko.co.jp/ebook/2013/07/513907.html

https://www.atlasobscura.com/places/waldspirale

日本の窓 (淡交ムック) ムック

https://rtrp.jp/articles/49980/

『国際大型イベントと日本のデザイン』

約1か月間に渡り、日々熱戦と感動を繰り広げた「2020東京オリンピック・パラリンピック」が閉幕した。
世界的なパンデミックによる開催延期、緊急事態宣言下での開催という異例づくしの開催ではあったが日本のアスリートたちは、オリンピックでは史上最多となる金27個を含む計58個のメダルを、パラリンピックでは金13個を含む計51個のメダルを獲得。中でも新世代アスリートの目覚しい活躍は世界に向け日本のスポーツ界の脅威と可能性をアピールすることになった。

実はオリンピックはじめ国際的な大型イベントと日本のデザインの発展には深い関わりがある。例えば今では当たり前に使われているピクトグラム世界初のスポーツピクトグラムは、1964年東京オリンピックで初お目見え。世界各国から来日する日本語がわからないアスリートや観客に、「どんな競技が行われるのか」を一目で伝えるために開発された。それぞれのスポーツにおいて象徴的なシルエットが、全身または一部のパーツで表現され以降も開催国の個性を反映させる形で毎回デザインされている。まさに日本人特有の細やかなおもてなしの心がデザインとして表現されている。

また、1970年に開催された「1970年大阪万博」は「人類の進歩と調和」をテーマに掲げ、理念や理想を真剣に考えるテーマ性と、来場者が純粋に楽しめるエンターティメント性、独創的で希望を感じさせる未来像の提示の三点がうまく融合し183日間で計 6,421 万 8,770 人という驚異的な来場数を記録。国立代々木競技場の設計者でもある丹下健三と芸術家岡本太郎が協働した、お祭り広場と太陽の塔で有名なシンボルゾーンも高い抽象性によりメッセージ性を表現。50年以上経った現代でもその存在感やメッセージは我々に響き続けている。
大阪万博の成功の要因はそれだけではない。イサム・ノグチなど当時の大御所的と共に、磯崎新(38 歳)、黒川紀章(35 歳)、横尾忠則(33 歳)、石岡瑛子(31 歳)、コシノジ ュンコ(30 歳)、ちばてつや(30 歳)など、その後、世界的にも大活躍する人材を積極的に登用し活躍の場を与えたこと。当時の雰囲気を象徴するエピソードとして、横尾忠則のエキセントリックなデザインで有名となった「せんい館」に纏わるものがある。出典組織の日本繊維産業連盟会長の東洋紡の谷口豊三郎氏 は「あなたの芸術論は全く理解できない。だが情熱はわかった。いいだろう。好きにやってくれ」と発言したと言われている。
*( )は当時の年齢

そして2025年、大阪で再び万博が開催される。4年後の日本、世界がパンデミックの脅威に打ち勝ちコロナ以前の生活スタイルを取り戻しているという希望的観測も込め2025年大阪万博は、日本が世界に向け英知と技術力、センスをアピールできる絶好の機会と言える。
日本人特有の細やかなおもてなしの心がデザインとなったピクトグラムのような世界に誇れる“新たなデザイン”や世界が驚愕する新たなクリエイターやクリエイティブが数多く誕生することに期待したい。

出典:カラー版 日本デザイン史 (美術出版社)https://bijutsu.press/books/2953/

アジアの素晴らしきブックストア3選

本、本、高くそびえる本。それはすべての愛書家を夢中にさせます。現代ではお気に入りの本はたいていデジタル化されていますが、書店でふと取り上げた本のページをめくっているうちにどんどん引き込まれていくという、昔ながらのスタイルが今でも好きだという人は多くいらっしゃることでしょう。

学びやくつろぎ、時に自分の中の本の虫を掻き立てるユニークな書店が、世界的にも有名な建築物であることも少なくありません。ここでは、アジア各地にある独創的で美しい書店をご紹介します。

都江堰鍾書閣 / 中国

大聖堂を模したまるでアートのような読書空間に足を踏み入れましょう。中国の都江堰に位置する都江堰鍾書閣は、地元の歴史的建造物であるダムの構造がシームレスに組み込まれたようなメインエリアの本棚が圧巻です。

鏡面仕上げの天井と黒く光る床タイルが反射することで、果てしない宮殿のような幻想的な空間をつくり出すデザインは、鍾書閣グループのアイコンにもなっています。

C字型の本棚によって生まれる隠れ家のような空間は、この地域の歴史と地形からインスピレーションを得ています。2階建ての空間のその他のエリアは、曲がりくねった通路に沿って最上段の棚に装飾が施され、まるで無数の本があるかのような錯覚に陥り、8万冊にも及ぶタイトルすべてにゲストの手が届くように設計されています。

枚方 T-SITE / 日本

蔦屋書店は、日本最大級の書籍・AVソフトチェーンであり、その店舗は美的センスに溢れていることで知られています。

枚方T-SITEでは、約15万冊の書籍と雑誌を取り揃え、各フロアのテーマに合わせたオーダーメイドの書籍も販売しています。天井から床まで本で埋め尽くされた棚には、人文科学から美容、ファッション、旅行、アートなど様々なカテゴリーの本が並び、ライフスタイル全般が揃います。

この書店の最大の特徴は、壁一面に並ぶ本と、開放的で広々としたレイアウトです。壁面を覆う大きな窓から差し込む自然光や空間は穏やかで気持ちがよく、あらゆる本の世界へとあなたを誘います。枚方 T-SITEはユニークなショップやカフェなども入る複合施設となっているので、ショッピングや散策も楽しめます。

スターフィールドライブラリー / 韓国

スターフィールドライブラリーは、ガラスと光が織りなす巨大な2階建ての建物です。アジア最大の地下ショッピングモールであるソウル・江南のビジネス街にあるCOEXモールに位置し、誰もが読書に集中し、本好きの仲間と交流することができる、公共のインタラクティブな読書空間です。高さ13メートルもの4つの本棚には、国内外の書籍や雑誌など約65万冊以上が整然と並んでいます。

この施設には、読書、プレゼンテーション、会議などを同時に行うことができる最新のシステムが備えられたスペースが設けられています。また、床にはマルカ・コロナ社のプレステージシリーズのエナメルタイルを使用し、空間全体をゆったりと落ち着いた雰囲気で包んでいます。

出典:
https://www.architecturaldigest.com/story/surreal-new-bookstore-opened-china
https://www.stirworld.com/see-features-dujiangyan-zhongshuge-bookstore-by-x-living-is-a-surreal-city-of-illusions
https://theflighter.com/dujiangyan-zhongshuge-magic-castle-bookstore-china/
https://witandfolly.co/hirakata-t-site-osaka/
https://japantravel.navitime.com/en/area/jp/spot/02301-1900514/
https://www.havehalalwilltravel.com/osaka-bookstore-instagram-hirakata-t-site
https://english.visitseoul.net/attractions/Starfield-Library_/26568
https://www.arcadata.com/en/exclu/starfield-coex-library-seoul-korea-32.html

東洋と西洋が融合した生活空間

東洋と西洋を融合させるという発想は古くからあり、17世紀にはヨーロッパの貴族たちが自分たちの邸宅を豪華なシノワズリで飾ったことで、より注目を集めるようになりました。それ以降このデザイン手法は、東洋と西洋、それぞれの文化の進化を反映しながら発展してきました。東洋西洋が出会うことでその境界線は取り払われ新たなスタイルが生まれます。

セルリアンタワー東急ホテル

デザインインスピレーション:渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテルは、ミニマルな和のデザインと、エレガントな西洋のデザインが融合したホテルです。五島美術館の源氏物語の巻物からインスピレーションを受けた特注のカーペットを背景に、和のテイストの木製家具とポップな色使いをシームレスに配置。ラグやカーペット、ヘッドボードのモダンな柄と対照的な木製家具の組み合わせは目を引きます

 (画像は、西洋のコンテンポラリーデザインの要素が融合させたセルリアンタワー東急ホテルのスイートルーム。)

Dalisay Collection 

デザインのポイント:東南アジアのアジアン・アンティークや職人の手仕事でつくられる木工品DALISAY COLLECTIONは、木目の表情や質感、深みのある味わいがとても素晴らしい作品です。ヒヤシンスの編み込みや火山石を用いたディテール創造性と職人技をあなたの生活空間にもたらします。

(画像は、ヒヤシンスの編み込みや火山石、アカシア材などの天然素材でつくられたDalisay Collectionの一例。

Karimoku Case Study

デザインのポイント:木や石などの天然素材と調和するように、落ち着いた色調でまとめるのがお勧めです。柔らかな照明にほんの少しポップな色やプリントを効かせて、空間を引き立てましょう。

KARIMOKU CASE STUDYの「砧コレクション」は、日本の神社仏閣の扉からインスピレーションを得ています。同時に、デンマークのデザイナー、ポール・ケアホルムの感性にも大いに影響を受けています。オーク材と大理石を使用したテーブルは、それらのパーツ光が差し込んだ時に美しく見えるような間隔と高さにデザインされています

(画像は、Archipelago Houseに展示されている Karimoku Case Studyの「砧コレクションの一部。

 KENNETH COBONPUE

デザインのポイント:東西の文化が融合した室内空間をより素敵に演出するには、デザイン性の高いアクセントアイテムを効かせるのがお勧めです。数々の賞を受賞していることで世界的にも有名なKENNETH COBONPUEの家具は、アジアの工芸品に西洋の革新的なシルエットを施した彫刻的な作品東洋とも西洋とも言えない不思議な魅力を放っていますとりわけ「Bloom Chair」や「Hagia Daybed」などの代表的な作品は、息を呑むような美しい空間をつくる見事な代表作です

(画像は、それだけで東洋と西洋ともつかない空間をつくり出すKENNETH COBONPUEの代表作「Bloom Chaire」。)

 AMANOI 

デザインインスピレーション:ベトナムのヴィンハイ湾を見下ろす楽園に位置するAMANOIは、まさに東洋と西洋が融合した空間です。パビリオンからの壮大な眺めを背景に、東南アジアの工芸品のような複雑な格子細工や木彫りの装飾が美しく配置されています。また、これらの美しい工芸品、彫像、陶器などすべて地元の職人仕事によるものです

(画像は、ベトナム AMANOI の3ベッドルームレジデンス)

Sources:
https://ifworlddesignguide.com/entry/284147-cerulean-tower-tokyu-hotel
https://www.dalisaycollection.com/
https://www.karimoku-casestudy.com/furniture/kinuta-n-ct01/
http://www.kennethcobonpue.com/
https://www.mrandmrssmith.com/luxury-hotels/amanoi
https://www.aman.com/resorts/amanoi

For photo credits:

1. Photos of Cerulean Tokyu Tower courtesy of CERULEAN TOKYU TOWER
2. Photos of Dalisay Collection courtesy of DALISAY COLLECTION
3. Photos of Karimoku Case Study courtesy of KARIMOKU CASE STUDY
4. Photos of Kenneth Cobonpue courtesy of KENNETH COBONPUE
5. Photos of Amanoi courtesy of AMAN RESORTS
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