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GOCA by Garde――GARDEが創出するNYのアート空間、最新展示を現地より

日本およびアジアのアーティストを世界へ紹介する拠点として、絵画、彫刻、陶芸など多彩な作品を展示するGARDE 初の海外アートギャラリーGOCA by Garde。
5月、6月に開催した個展およびアートフェア参加の様子をニューヨーク・チェルシーからお届けします。

南依岐 個展「藝核一如(Gei-Kaku Ichinyo)」

ニューヨークのアート界が最も活気づく5月、GOCA by Gardeはチェルシーのギャラリースペースにて南依岐の個展「藝核一如(Gei-Kaku Ichinyo)」を5月8日~6月28日まで開催しました。

コレクターやギャラリスト、そしてアートフェア帰りのキュレーター、アーティストなどのアートワールドの関係者のみならず、新しいもの好きなニューヨーカーたちで賑わい、フロアには英語と時折日本語も入り混じり、GOCAのグローバルな存在感を強く印象づける展示会となりました。

南依岐 個展「藝核一如(Gei-Kaku Ichinyo)」の様子は以下よりご確認いただけます。
https://www.gardedesignmagazine.com/goca-ibuki-minami-gei-kaku-ichinyo-report/


Future Fair 2025

ニューヨーク・チェルシー地区のChelsea Industrial,(535 W 28th Street)にて、2025年5月7日~10日にFuture Fair 2025が開催。「Neo Japanese Pulse : Reimagining a Cultural Loop」をテーマに掲げ、川人綾(Aya Kawata)と奥田雄太(Yuta Okuda)の2名による二人展形式で参加しました。

Future Fairは2020年にスタートして以降、選考性、平等性、対話性を重視したキュレーション型フェアとして、新進ギャラリーによる挑戦の場であると同時に、今や次世代の国際コンテンポラリーアートシーンを形成する最重要拠点のひとつとされています。

世界各地から厳選された67のギャラリーの中で、日本から唯一選出されたGOCA by Garde。展示詳細は以下よりご覧ください。
https://www.gardedesignmagazine.com/goca-future-fair-2025/


GOCA by Gardeでは引き続きギャラリーでの個展およびグループ展の開催に加え、アートフェアの参加を計画しています。
最新情報はGARDE ニュースレターまたは公式HPにてご確認ください。
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GOCA by Garde

GARDEが手掛けるアートギャラリーであるGOCA by Gardeは、ニューヨーク・チェルシー地区に位置する日本およびアジアの現代アートに特化したギャラリー。絵画、彫刻、陶芸を通じて新進気鋭から著名なアーティストを紹介し、文化交流と対話を促進する場としての活用を目指しています。

チェルシー地区は、世界有数のアートとカルチャーの中心地として知られ、現在では約200のギャラリーが集まり、著名アーティストの展示から若手による実験的な作品まで、幅広いアートが展開されています。

そのようなチェルシーという舞台において、GARDEはこれまで築き上げてきた空間デザインのノウハウと、アーティストとのネットワークを最大限に活かし、アートを愛する人々が集い、交流する場を創出します。そして、GOCA by Gardeが生み出す新たなインスピレーションと可能性が、アートを通じて社会にポジティブな影響をもたらすことを期待しています。

新たなるニッポンの衝撃!ニューヨークのアートシーンでGOCAが鮮烈デビュー! Neo Japanese Pulse: GOCA Ignites a New Cultural Loop at Future Fair New York

2025年5月初旬、Met Galaにはじまり、洗練されたファッションに身を包んだニューヨーカーたちがまちを闊歩する。NYフリーズやTEFAF、INDEPENDENTやNADAなど、多くのアートフェアが集中して開催されるこのスペシャルウィークは、ここにいるだけで華やかでラグジュアリーな気分になる。

アートの鼓動が響くニューヨーク・チェルシー地区のChelsea Industrial,(535 W 28th Street)にて、2025年のFuture Fair が開催された。新進ギャラリーによる挑戦の場であると同時に、世界中から集まるキュレーター、コレクター、美術批評家が集うこのフェアは、今や次世代の国際コンテンポラリーアートシーンを形成する最重要拠点のひとつとされている。

Future Fairとは
Future Fairは2020年にスタートして以降、選考性、平等性、対話性を重視したキュレーション型フェアとして急成長を遂げてきた。単なる販売会場としてのアートフェアではなく、出展者間の協働を促す仕組みやコミュニティ主導の運営に基づいた選考基準により、今日のアートフェアシーンにおける注目すべきギャラリーが厳選され、すでに国際的評価と権威性すら帯びている。
2025年は世界各地から厳選された67ギャラリーが集結した。その中で日本から唯一選出されたのがGOCA(Gallery of Contemporary Art)by Gardeである。

GOCAの挑戦「Neo Japanese Pulse」
GOCAは、ニューヨークを拠点とし日本人およびアジアのアーティストに焦点を当て世界にその価値を届けるミッションを有したギャラリーである。今回のFuture Fairでは「Neo Japanese Pulse : Reimagining a Cultural Loop」をテーマに掲げ、川人綾(Aya Kawata)と奥田雄太(Yuta Okuda)の2名による二人展形式で参加した。

この展示が提起したのは、かつて19世紀後半にヨーロッパを席巻したジャポニスムの再解釈=「ネオジャポニズム」である。欧州からの関心として始まった日本文化の受容は、20世紀を通じアメリカへも流入した。ポストモダン以降は逆に西洋で培われた日本文化が新たなかたちとして日本へと流入してくるという循環的現象を生んだ。この文化のループのなかで、日本のあらゆる芸術表現は独自の「ガラパゴス的進化」を遂げたともいえる。
GOCAが掲げた「Neo Japanese Pulse」は、こうした歴史的軌跡を踏まえたうえで、現代日本のアーティストたちがどのように伝統と現代性を融合させ、新たな美的表現を立ち上げているのかを国際舞台に提示するものであった。

川人綾:脳科学と染織が交差する、繊細なグリッド
川人綾は、日本の伝統的な染織技術をバックグラウンドに持ちつつ、視覚的錯覚と神経科学的認知の融合を探求する作家である。神経科学者である父親の影響を受け、彼女の作品は視覚体験のなかに制御とズレの美を発明する。
抽象的なグリッド状の画面は、工芸的な手仕事と知的な構造が見事に溶け合い、鑑賞者に柔らかな眩暈と深い没入をもたらす。まさに錯視を中心にイリュージョニズムを展開してきた西洋のアートヒストリーに「科学と工芸の融合」という未開の領域で新しい芸術表現を生み出す存在だ。

奥田雄太:色彩の爆発と線の精緻が咲かせる花、感謝とともに
一方、奥田雄太は極彩色と緻密な描線で構築された独自の花を描くアーティストである。ロンドンでのファッションカルチャーと日本的感性を掛け合わせ、偶然と必然が交差する瞬間から生命の力強さと鮮烈な色彩感覚を掛け合わせ新たな美を創造する。
作品の背後には「感謝」「つながり」「生きる力」といった普遍的な感情があり、それを美と精神性の融合体として視覚化する点において、現代の花鳥画の革新とすらいえる挑戦を体現している。

国際会場の反応と今後の布石
GOCAブースには、幸いにもVIPプレビュー直後からNYにある主要美術館のキュレーター陣をはじめ、国内外のアートフェアおよび現代美術機関ディレクターから国際的な文化アドバイザーや外交官、領事館の文化部門責任者まで、さらには有力アートメディアの関係者や編集者、マーケットの業界関係者、そして当然コレクターやアートコレクション部門責任者などアート界の重鎮たちに訪れていただけた。
Future Fair 会場ではどのブースも常に人だかりができており、GOCA以外のブースにも多くの来場者が詰めかけ、会場全体が活気に包まれていた。ニューヨークやロサンゼルス拠点のギャラリーのみならずアジアやアフリカなどの展示作品の前も賑わいを見せ、熱心に作品を撮影し、ギャラリストと会話を交わす光景が随所に見られた。来場者の多くがコレクターやキュレーターであり、展示内容の興味や関心、フェア自体のキュレーションの質の高さを物語っていた。

川人の作品には「東洋的な繊細さと科学的思考の橋渡し」が、奥田の作品には「プリミティブな美への回帰と未来的な色彩感覚」が感じられるといったコメントが相次ぎ、販売・展示オファーも複数寄せられた。何よりも、GOCAの「文化を一方向に輸出するのではなく、各世界の豊かな循環のなかで再解釈を試みる」という展示コンセプトも、多様性を重視する今のアート界において高く評価された点が象徴的であった。

総括──再編成される「日本」
Future Fairは、もはや単なるアートフェアではない。国境や市場、文化の中心と周縁を再編成する知的実験場である。そこでGOCAが提示した「Neo Japanese Pulse」は、決して日本文化をそのまま誇示するものではなく、変容と循環のなかにある文化の新しい相貌を、世界の観客に紹介し、その内容と吟味を問うものであった。その端緒をチェルシーの一角から作れたことは幸いであり、われわれの大いなる航海がスタートしたと実感した。これからの国際アートシーンにおいて、日本の「次なる衝動」がどこへ向かうのか、今後もGOCAとして検討を重ねていきたい。

Future Fair 2025 概要
会期:2025年5月7日(水)(VIPプレビュー)~5月10日(土)
会場:Chelsea Industrial (535W 28th St, New York, NY 10001),
出展数:67ギャラリー

文=現地特派員 or Kenta Ichinose(GOCAキュレーター)

アーティスト南依岐の個展「藝核一如」をニューヨークの GOCA by Garde で開催―Art, Air, and Algorithms: A Night in Chelsea

ニューヨークのアート界が最も活気づく5月、Frieze、Independent、NADAといった主要フェアが街を彩るなか、GOCA by GardeはFuture Fairへの出展と並行し、チェルシーのギャラリースペースにて南依岐の個展「藝核一如(Gei-Kaku Ichinyo)」を開催した。そのオープニング・レセプションは、まさに今季のアートシーンのハイライトのひとつとして、華やかに幕を開けたと言える。

ギャラリー前のストリートには、ドレスアップしたニューヨーカーたちが続々と現れ、初夏の夜風とともに洗練された雰囲気が流れていた。ハイライン直下、建築的に整った白い空間に次々と足を踏み入れるのは、コレクターやギャラリスト、そしてアートフェア帰りのキュレーター、アーティストなどのアートワールドの関係者のみならず、新しいもの好きなニューヨーカーたちだ。フロアには英語と時折日本語が入り混じり、GOCAのグローバルな存在感を強く印象づける光景が広がっていた。

特に印象的だったのは、Friezeに立ち寄ったであろう(持っている紙袋を見ればわかるのだが)一団が、空間に一歩足を踏み入れた瞬間に見せた微笑みと驚きだ。彼らは作品の前に立ち止まりながらも、空間の構成や会場全体の空気感に強く惹きつけられている様子だった。アルコールを片手にアートについて語り合う声は絶えず、緊張感に包まれたアートフェアとはまた異なる空気感と、それでいてリラックスした時間が流れていた。

GOCAのニューヨークでの関係者も多く訪れ、ミッドタウンの企業文化とアートとの新しい関係性について話す姿が見られた。日本からは南と親交のある百貨店関係者やコレクターたちも顔を見せ、作品とともに南の思想や「藝術の核」への取り組みに関心が集まった。

この夜、南の展示は「作品を観に行く」という枠を越え、贅沢な空間を用いた作品構成とともに「今のニューヨークを体感する」ためのサロンのような役割を果たしていた。人と人が出会い、言葉と視線が交わされる——その穏やかなエネルギーに満ちた空間は、まさに今、この都市に求められている芸術、そして人との関わり方を象徴していたのではないだろうか。南の二項対立を超え、調和を志向しようとする東洋思想の優しい空気が会場に満ちていたこともあるだろう。

文化、言語、価値観を越えてひとつの場を共有する。南のオープニングは、それを体現した一夜となった。

藝核一如(Gei-Kaku Ichinyo / Art Core Oneness)

会期:2025年5月8日(木)~6月28日(土)
会場:515 W 23rd St, New York, NY 10011
ウェブサイト:goca.gallery
 インスタグラム:@goca.garde

GARDE創業40周年記念『地方創生メタバースアワード』 授賞式・地方自治体向け受賞作品説明会を開催

地方活性化に貢献する取り組みを表彰する「地方創生メタバースアワード」の受賞者が決定し、2025年6月16日(月)に授賞式および自治体向け受賞作品説明会を開催いたしました。

アワード概要

GARDE創業40周年記念として開催した「地方創生メタバースアワード」は、地方自治体からの需要とクリエイターの力をかけ合わせ、メタバース技術を通じて地域の魅力を広く発信し、地方経済や文化の発展をサポートすることを目的に創設されたアワードです。
「メタバース技術の活用」で「地方創生」を叶えるアイデアをテーマとした作品応募は約300点に上り、その中から6作品が選出されました。

「地方創生メタバースアワード」受賞作品

本アワードでは、「最優秀賞1名」、「優秀賞1名」、「自治体賞4名」の3賞を設定し、以下6名が受賞を果たしました。

■最優秀賞

受賞者名:日野将英
対象自治体:沖縄県国頭村
作品名:国頭人とめぐる国頭村バーチャル星空ツアー
作品概要:
本事業は、世界自然遺産・やんばるの自然音や国頭方言、三線の音色といった地域特有の文化要素を活かしつつ、ガイドと参加者が交流できる双方向型ツアーを実現。星空観望に適した国頭村の美しい夜空を体感しながら、方言や伝統文化への理解を深める機会を提供します。また、オーバーツーリズムや少子化、文化継承の課題解決を目的とし、地域資源の新たな活用と地方創生モデルの創出を目指します。今後はYouTubeで無料体験版を公開し、若年層の関心喚起と地域への誘客・関係人口拡大も図ります。

■優秀賞

受賞者名:奥村光貴
対象自治体:東京都八丈町八丈島、全国各地の自治体
作品名:Co-Cat:想像力で触れる八丈島
〜化け猫が紡ぐ“意味”と“関係性”の観光再構築プロジェクト〜
作品概要:
本事業は、八丈島に伝わる「猫に化かされた話」をモチーフに、ARデバイス越しに猫に導かれる形で、地域の風景と物語を融合させた没入型体験を提供。八丈富士や廃校跡など島内各所で歴史や生活の記憶が立ち上がり、観光客が「物語の語り手」として関わる新しい観光スタイルを提案します。背景には、消費型観光の限界や文化継承の危機、人口減少といった離島・中山間地域の課題があり、Co-Catはこれを文化編集型メタバースアーカイブとして克服を目指します。教育連携や地域DMC機能を組み込み、持続可能な観光循環モデルの実現も視野に入れたプロジェクトです。

■自治体賞

受賞者名:久保島瑠奈
対象自治体:山形県飯豊町
作品名:現地とメタバースでの相互体験
作品概要:
山形県飯豊町をメタバース上に再現し、現地とメタバースで相互に体験することで、飯豊町の魅力を知ることのできるイベントを提供します。現地とメタバースを組み合わせた季節ごとのイベントを提供することで、飯豊町が抱える課題を解決します。

■自治体賞

受賞者名:ジンノタイシ
対象自治体:沖縄県国頭村
作品名:最北端同士をつなぐメタバース橋建設プロジェクト
作品概要:
沖縄本島最北端辺戸岬と北海道最北端宗谷岬をメタバース空間で結ぶ橋を建設する、仮想日雇い労働体験プロジェクトです。プレイヤーはヤンバルクイナとして国頭村の住民となり、橋建設に携わります。端島(軍艦島)の石炭採掘のように、橋建設という数年続く巨大な擬似公共事業を通じて、人々が生きていく基盤を築きます。国頭村の実際のフィールドの呼称や地形を扱うことで、地域の理解度が深まり、文化や自然環境への関心が促進されます。プレイヤーの活動データを無償提供し、AIやロボット開発に活用することで、地域の物流面での人手不足解消に貢献します。地理的に遠く離れた地域であっても地域間交流を促進できる新たなプラットフォームとしての可能性を秘めています。

■自治体賞

受賞者名:児玉健
対象自治体:沖縄県国頭村
作品名:メタバース「やんばるワールド(仮)」による国頭村の交流人口、関係人口拡大プラン
作品概要:
国頭村やんばる地域のメタバース「やんばるワールド(仮)」を構築し、企業がバーチャル支店や保養所を設置できるようにします。従業員はアバターを使って働き、友人や家族と休暇を過ごすなど、様々な活動ができます。国頭村はこのメタバースを企業版ふるさと納税の返礼品として提供し、企業から資金を得ます。この資金は、やんばる地域の自然保護や環境保護活動に充てられます。企業は国頭村と連携してネイチャーポジティブの取り組みに貢献できます。さらに、国頭村のホテルや旅館と協力し、寄付した企業の従業員やその友人・家族が宿泊時に割引や特典を受けられるようにします。企業は福利厚生のために、実際に保養所を設けたかのような効果を得られます。国頭村にとっては、メタバースをきっかけとしたリアルな旅行者の増加により、交流人口や関係人口、さらには定住人口の増加につながります。

■自治体賞

受賞者名:竹内理恵
対象自治体:山形県飯豊町
作品名:仮想移住体験メタバース 〜家と畑から始まる、もう一つのふるさと〜
作品概要:
仮想移住体験メタバースは、山形県飯豊町を舞台に、ユーザーが地域住民として「暮らす・働く・育てる・支える」営みを仮想空間で体験できるプロジェクトです。

古民家での生活や農業の開始、地域行事や青年団活動への参加を通じて、四季折々のリアルな暮らしを味わいます。プレイヤーは自ら経験を積み、やがて新たに町を訪れるユーザーを支援する側に転じる「成長と支援の循環構造」を体感します。仮想空間にとどまらず、現実世界との接続も重視。ふるさと納税による土地取得や、支援者の名前を刻む「玉垣NFT」など、体験の延長線上で地域への貢献が自然に生まれる仕組みを組み込みました。オンラインならではの他者との関わりや、未来へのポジティブな想像力を促す“未来への入口”として、地方移住に関心はあるが一歩踏み出せない都市部の若者層にも寄り添います。AIやメタバース時代において、仮想体験を入り口に「現実でいきいきと活動する喜び」へつなげる新たなモデルを提示し、飯豊町というフィールドを通じて、地域社会の力強さと温かさを再発見できる世界を目指します。

授賞式当日の様子、受賞作品の詳細は以下よりご覧いただけます。

授賞式

受賞作品
https://www.garde-intl.com//news/pdf/local_metaverse_award_winning_entry

※動画・資料に含まれるアイデア、企画、またはその他の内容の使用、流用、実装は弊社の事前の承諾を必要とします。お問い合わせは、弊社メタバース事業部(metaverse@garde-intl.com)までお願いします。

イベントレポート マレーシアSC協会の日本視察アテンドと都市開発セミナーを開催

GARDEクアラルンプールが、協会メンバー対象に最新商業施設の視察及び、セミナーを開催

5月中旬に来日したPersatuan Pengurusan Kompleks マレーシアショッピングモールアソシエーション(以下、PPKマレーシアSC協会)のメンバー向けにGARDEクアラルンプール(以後KL)代表の山内による最新都市開発ついてのプレゼンテーション・セミナーを行いました。

マレーシアの商業施設の代表者など、周辺各国を含む都市開発のキーパーソンを中心とした約40名の訪日メンバーを対象に渋谷、銀座、虎ノ門エリアなど最新施設の視察を行い、最終日には、実際の都市開発に携わっている方々をお招きして、開発に関する非常に興味深いお話を伺うことが出来ました。GARDE KL 山内代表のご挨拶に続いて最初にご登壇いただいたのは、東急不動産株式会社 都市開発ユニット 渋谷事業本部 渋谷運営事業部でグループリーダーを担当されている采川氏(下画像1)。 GARDEもハイアットハウス 東京 渋谷のインテリアデザイン/コーディネーションで関わらせて頂いたShibuya Sakura Stageの開発ストーリーやコンセプトをお話しいただきました。渋谷ならではのスタートアップビジネス支援を開発コンセプトに融合させるなど、ユニークかつ大規模なプロジェクトについての説明は、急速なビジネス発展を遂げるマレーシアの事業者にとっても有意義な学びとなりました。

(画像1)

続いてご登壇いただいたのは、NTT都市開発株式会社 開発本部 商業・ホテル開発部及び、開発戦略部にて担当部長を兼務されている一級建築士の杉木氏(下画像2)。

原宿駅前の再開発プロジェクトにおいて、緻密に計画された「道」の設計で街・施設の回遊性とそれらの相乗効果を創り出し、NTTさんならではのキーワード「つなぐ」をテーマに開発が行われました。限られた敷地内において、高収益を生む路面店をより多く設定するためのノウハウ、更に生物多様性まで網羅した計画を説明され、その仕掛けを知った参加者の多くが頷き、プレゼンテーションを写真に収めていました。

(画像2)

GARDEでは、国内外においてこのような都市開発や施設に関するビジネスセミナーや視察などを積極的に行っています。各国にグローバル展開するGARDEのネットワークならではの強みを活かしたサービスメニューの1つとして今後も強化していきます。

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