Project

GARDE For「西武池袋本店」グランドリニューアルオープン

2025年夏にグランドリニューアルオープンを予定している、西武池袋本店。
常に時代の最先端を担ってきた西武池袋本店は、「INCLUSION (インクルージョン)」をテーマに、現代の多様で柔軟な時代性に合わせ、「婦人」と「紳士」両方のカテゴリーが同一の店舗内に広く展開される仕様に切り替わります。

旧来の、婦人フロアと紳士フロアが分かれていた伝統的な“デパートメント(区分された)”ストアから脱却し、池袋を訪れるさまざまなお客さまが、友人、カップル、ご家族で一緒にショッピングを楽しめる、自由で開かれ、かつ統一した空間でお迎えします。

今回の全面改装プロジェクトでGARDEは全館の基本計画(内装・外装を含む)を担当させていただきます。

改装後の全館および各フロアは、「MAISON (メゾン)」(フランス語で家・建物という意味)を建築デザインコンセプトとし、上質との出会いに相応しい「クラス感」と「洗練」、そして「アート」という3つの要素によって構成された空間に生まれ変わります。

リニューアルオープンに関する詳細は以下リンクよりご覧いただけます。
https://www.sogo-seibu.co.jp/pdf/20240610_01.pdf

店舗概要

名称:西武池袋本店
所在地:東京都豊島区南池袋1-28-1
オープン予定 :2025 年 1 月から段階的に実施
売場面積 :約 48,000 ㎡
ショップ数 :約 380 ショップ予定

今後のオープンスケジュール

地下 1・2 階、3 階(デパ地下・コスメ) :2025 年 1 月予定
1・2 階、4 階~6 階(フレグランス・宝飾・時計・ラグジュアリー):2025 年春予定
7・8 階(ファッション・雑貨・催事場・アートサロン) :2025 年夏~秋予定

GARDE For「クレヴィア荻窪」今と昔が調和するレトロモダンな共用スペースを提供

ファッションからグルメまで、駅前の大型商業施設と8つの商店街がひしめく活気あるエリア荻窪。
都心直結の4路線が利用可能な荻窪駅徒歩4分に位置し、駅前の賑わいと邸宅街の静けさが交わるこの場所に、多様なライフスタイルに対応するプランを備えた「クレヴィア荻窪」が2024年3月に竣工しました。

GARDEは、今と昔の調和を基軸に、共用スペースの基本計画、基本設計、実施設計、FF&Eコーディネーション、アートコーデイネートを担当させていただきました。

デザインコンセプト:「オギクボモダーン」

荻窪は歴史の積み重ねと新たな文化の創造によって育まれた街です。
130年を迎えた荻窪駅の周辺は昔から変わらない雰囲気を感じさせつつも、トレンドや立地、そこに住まう人々に合わせ新しいものが取り入れられてきました。懐かしさと新しさの共存が今の荻窪を造り上げています。

東京近郊の別荘地として、「西の鎌倉・東の荻窪」と称されたこの地には、太宰修や与謝野晶子などの多くの文化人が移り住み、現在も邸宅が並ぶ高級住宅地として知られています。

この相反するシティ感と邸宅感という2つの顔を「オギクボモダーン」というスタイルでデザインに落とし込み表現しました。

デザインポイント①:風除室

風除室はアプローチから同じ床と天井仕上げを連続させることで一体感を演出。自動ドアを抜けると壁掛けのアートがグレード感を醸し出します。メールコーナーには、シンメトリーなデザインを施すことで、機能としては隠したい部分もデザインとして活かすことができました。

デザインポイント②:ラウンジスペース

エントランスから続く共用スペースは、ゆったりと過ごすことが出来るラウンジエリアとして計画しました。友人と一緒に語らったり、一人本を読み耽ったり。荻窪駅の喧騒をよそに隔てられた先へ一歩踏み入れると、思い思いに過ごす贅沢な時間が待っています。

共用スペースの中でも入り口すぐにそびえ立つ柱は、デザインに馴染むよう柱に沿ってベンチを配置することで方向性が決定。さらに建築デザインのゲートでも使用されているL字の意匠を取り込むことで、シティ感と邸宅感という2つを繋ぐイメージからシームレスなデザインを生み出しています。

御影石を細く切って並べたような壁面造作は、重厚感とディテール感が共存したここにしかないアートピースのようなデザインに。アシンメトリーにすることで、フォーマルさとカジュアルさが両立したホテルライクな空間に仕上げました。

デザインポイント③:アート

シティ感や邸宅感との対比を取り入れるため、石の対比でもあり尚且つ、艶感やしなやかなラインが石の壁を背にした際により映える金属製のアートを提案しました。先述したL字の意匠をモチーフに縦横で表現した規則性のある形を積み重ね、そしてそれらが大きく形成することで、有機的な力強さを備え未来に向かって住人の方々の飛躍を象徴するような思いを込めています。

受け継がれてきた風情ある町並みや豊かな緑、時代とともに賑やかになった商店街と駅前商業エリアなど、長きに渡って人々の生活を支えてきた荻窪の街。
今と昔が調和するレトロモダンな雰囲気の「クレヴィア荻窪」共用スペースは、そのような街の特徴を反映させています。
懐かしさの中にも品格や高級感を感じる空間で、住人の方々のライフスタイルに合った使い方を楽しんでいただきたいです。

担当デザイナープロフィール

錦織 杏奈
デザイン事業本部 大型デザイン課 デザイナー
英国で内装建築を学びMAを取得後、2017年GARDEに入社。京都カンデオホテル、大阪新規ホテルはコンセプト立案、基本設計、実施設計まで携わる。英国で学んだ内装建築技術を生かしホスピタリティデザインを中心に国内外問わず様々なプロジェクトに参画している。

施設概要

名称:クレヴィア荻窪
所在地:東京都杉並区天沼2丁目4番6号
建物竣工時期:2024年3月
事業主:伊藤忠都市開発株式会社
クレヴィア荻窪公式サイト:https://www.itochu-sumai.com/ogikubo/

GARDEがこれまで手掛けたプロジェクトはこちらよりご覧いただけます。

GARDE For『粤海天地』-都会に潜む安らぎ空間で上質な商業体験を-

超高層ビルが立ち並ぶ広州CBD珠江新城に位置する粤海天地は、8つの商業建築と自然に包まれるOutMallで構成されたオープン型商業空間。天河城の最新商業施設ブランドです。ここに来るお客様がリラックスしながら贅沢な時間を過ごせる空間作りを目指しました。
GARDEはこのプロジェクトにおいて室内、室外の基本計画~実施設計、設計監修を担当しました。

デザインゴール:“HARMONY”

「人」と「自然」という2つの要素の融合させることで、建築デザインと内装デザインの雰囲気がシームレスに調和し、複合商業施設の中にひっそりと佇む静かな森、人々が心地よく寛げる空間が誕生しました。

デザインコンセプト:“NATURE”

建築デザインは、巨大な一枚岩で有名なエアーズロックのような岩の塊をテーマに手掛けています。
また、自然の3大要素である「地・木・水」から導き出したデザインコンセプトを休憩スペースなどに仕掛けることで、お客様が買い物やレジャーを楽しみながらも自然に包まれ一息つける空間を創造しています。
それぞれの形、リズム、多様性を構成し、自然のさまざまな風景と情景を表現することにより、静かで洗練された商業施設に活力と多様性をもたらします。

デザイナーメッセージ

全体の建築デザインと内装デザインを融合させることで、より施設としての一体感を表現し、ダイナミックかつ美しい空間に仕上げました。
特に外装デザインの岩々をモチーフとした造形やその圧倒的なボリュームを体感していただきたいと思います。ナイトタイムには照明効果が加わることによって、より独創的な空間演出をお楽しみいただけます。

担当デザイナー

大畑 雄
デザイン事業部 デザイン課 チーフデザイナー
中国にて、長期に渡り大型商業施設の設計や現場監修に携わった後、香港事務所、アジアパシフィック事業部に所属。中国の大型商業施設・大悦城や、 哈尔滨の遠大百貨店改装計画、マレーシアのPARKSONデパートメントストアの環境デザイン、飲食設計等、幅広く実績を積み上げ、概念設計から監修まで携わっている。2021年より東京本社に戻り、引き続き中国物件を中心に従事している。

施設情報

プロジェクト名称:粤海天地
事業主:广东粤海置地集团有限公司
事業主設計管理チーム:杨冰、李文丹、黄骏豪、梁炜麟
プロジェクト所在地:广东广州市天河区珠江西路21号
建築面積(商業):30,000㎡

GARDEがこれまで手掛けたプロジェクトはこちらよりご覧いただけます。

GARDE For 『THE APOLLO』 -シックな店内でシドニー発のモダンギリシャ料理を-

2016年に銀座に誕生した、Jonathan BarthelmessとSam Christieが手掛けるオーストラリア・シドニー発のモダンギリシャレストラン「アポロ ( THE APOLLO )」。オープンから8年経った現在も大盛況を博す人気店です。

GARDEはオープン時の内装設計と施工、現在はメンテナンス改装を担当させていただいています。

内装の特徴である一面ガラス張りの大きな窓とスケルトン構造の広い天井は開放的な印象を空間に作り出しています。
大理石のカウンター天板やアーム式照明、温もりのある木家具など細部までこだわりのあるインテリアはシドニーの本店と揃えたもので、シックでクールな印象をもたらします。

新鮮な食材を活かし、オリーブオイルや野菜、魚介類をたっぷり使ったヘルシーなギリシャ料理。
美しくモダンにアレンジしたメニューの中にも伝統が織り交ざる、ツイストの利いたギリシャ料理がTHE APOLLOでは堪能できます。

■THE APOLLO

HP: http://theapollo.jp/

住所: 東京都中央区銀座5-2-1東急プラザ銀座 11F

GARDE For『Hexagon Manufacturing Intelligence 東京オフィス』 企業ブランドが体感できる心地よいワークプレイスをデザイン

センサー、ソフトウェア、自律制御技術を組み合わせたデジタルリアリティソリューションのグローバルリーダーであるHexagon Manufacturing Intelligence。持続可能な未来に向けて世界を推し進めることに重点を置いている企業です。

この度GARDEはHexagon Manufacturing Intelligence 東京オフィスの改修として、インテリアデザイン、グラフィックデザイン、施工管理、家具選定を担当させていただきました。

ブランドイメージを映し出すフィーチャーウォール

ゲストを最初に迎える空間であるレセプションエリアには、企業ブランドを体験できるようフィーチャーウォールを設けました。
インダストリアルな業界で複合的なサービスを展開するブランドから着想を得て設計したフィーチャーウォールは、パンチングメタルパネルとコーポレートカラーで着色されたリブ材、特殊左官を組み合わせて表現しています。

働きやすく心地よいワークプレイスづくり

コロナ後の働き方の変化にともない、従来固定席だったワークプレイスにABW(Activity Based Working)*を導入。社内コミュニケーションの活性化を図るため、多様な目的に合わせた居場所づくりやワーカーが効率的かつ快適に働くことができるハイブリッド型のワークプレイスを目指しました。
*社員が業務内容や気分に合わせて、時間と場所を自由に選択する働き方

ワークプレイスエリア内にはコラボレーション、ソロワーク、カフェ、パントリーを配置することで、効率的で多様なアクティビティを生み出すための “新たなコミュニケーションの場” を生み出しました。
また、コーポレートカラーをアクセントにしたグラフィックシートや、企業ロゴをイメージした特注壁紙で壁面を仕上げています。

環境に優しいマテリアル選定

再生材や天然木を使用したペンダント照明、100%リサイクル可能なカーペット、廃床材リサイクル循環に基づいた塩ビタイルの選定など、サステナビリティ戦略を企業理念に掲げるクライアントからインスパイアを受け、環境に配慮されたマテリアルをオフィスづくりにも取り入れました。

オフィス室内でも自然を感じることができるよう、リラックス効果や視覚疲労の緩和、生産性の向上などが期待できるグリーンを効果的にレイアウトし空間に彩を添えています。

■デザイナープロフィール
上野 信幸
国際デザイン事業本部 チーフデザイナー
国内設計事務所にてオフィス、ホテル、商業施設など幅広いインテリアデザイン業務に従事した後にGARDEへ入社。オーストラリア設計事務所でのインテリア経験もあり、グローバルな視点から新たなアクティビティや体験価値を提案することを常に心掛けている。

■業務内容
内装設計、グラフィックデザイン、施工管理、家具選定

■物件情報
Hexagon Manufacturing Intelligence(オフィスデザイン)
竣工・引渡し日:2023/ 10
フロア面積:1026㎡

■Hexagon Manufacturing Intelligenceについて
Hexagon Manufacturing Intelligenceは設計からエンジニアリング、設計、計測に至るまでデータを活用したソリューションを提供し、お客様のさらにスマートな製品製造を支援する。
HP:https://h-mi.jp/lp-company/

Image Credit: Kenji MASUNAGA

Scroll to Top