「オフショアリング」とは? 80年代から台頭してきた対外ビジネス手法
オフショアリング(offshoring)とは、自社サービスや業務を海外で行うこと、または生産拠点を海外へ移転することとされており、主に為替や税制など、国ごとに異なるビジネス環境からコスト削減や事業効率の向上を目的に行われます。類似の概念として「アウトソーシング」がありますが、こちらは業務を「外部」に委託すること全般を指し、国内・海外は問いません。オフショアリングは、アウトソーシングの中でも特に「国外に向けた」ビジネス形態を指します。本稿ではそのチャンスと変遷、GARDEの事業への波及状況について簡潔に記述します。

オフショア開発は、1980年代に中国を中心に始まり、2010年前後から他ASEAN諸国へ
80年代から90年代の初頭にかけては空前の円高により、「日本=高品質だけど高い」、が世界の共通認識であり、同時に日本製品(車、電化製品)の高付加価値化、ブランド化が進みました。
日本以外のアジア諸国を中心に「モノの生産」に関してオフショアリングが集中し、特に80年代からの中国の大きな発展には目を見張るものがありました。その後、インドやASEAN諸国(例:ベトナムなど)へこのトレンドは拡大し、製造業には欠かせない世界戦略と位置づけられています。
ところが、この数年は潮目が大きく変わり、円安が大きく加速。従前の認識は、新しい価値観「日本=値ごろで高品質」に様変わりしました。インバウンド需要の盛り上がりはその証左と言えるでしょう。
新しい市場環境「関税・貿易戦争」「地球温暖化対策」の脅威と成長チャンス
そして、ここに米国に端を発する「関税」をめぐる市場環境の変化が加わり、地球温暖化対策や中東やロシアの紛争、各国のエネルギー政策変化などに追加される形で、モノの輸出や流通に様々な課題が発生しています。GARDEでは、強みの1つであるグローバルネットワークによって関税や輸送コストのほぼかからない「デザイン」「アイデア」「コンサルティング」を東京の本社中心に各国拠点を活用して「創造力の輸出」も行っています。同様に日本再生の戦略として、ポータビリティーの高い、デジタルコンテンツ(アートのNFT取引、オンラインゲーム、アニメコンテンツ等)も、ますます大きな成長チャンスとなっていくことでしょう。

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