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多拠点生活と地方不動産の新たな可能性を拓く「別荘サブスク」

フルリモートやハイブリッドワークといった働き方の多様化により、近年注目を集めているのが「別荘サブスクリプション」です。余暇を楽しみつつ仕事をするワーケーションや、地方在住を視野に入れたユーザーの需要から、定額料金で気軽に利用可能な「別荘サブスク」市場が拡大しています。

別荘サブスクが変える多拠点生活という新しい日常

「別荘サブスク」とは、月額や年額といった定額料金を支払うことで、全国各地の別荘を利用できるサービスのことです。所有とは異なり、土地や建物の購入費や維持管理の負担が少なく、ライフスタイルに合わせた物件を探すことができます。

ワーケーションとの相性が良く、自然に囲まれた環境で仕事をし、業務後や週末にはその土地ならではの文化や食を楽しむことができるため、短期滞在を繰り返すことで、観光とは違う地域の魅力や生活に触れることができます。

また、医療や教育といった生活インフラなども実体験できるので、“移住”することへの不安やギャップを減らし、将来的な地方移住を現実的な選択肢として検討しやすくなります。

別荘サブスクは、“お試し移住”のプラットフォームとしても、機能し始めていると言えるでしょう。

遊休不動産に新たな命を吹き込む、別荘サブスクの仕組み

地方には、人口減少や高齢化を背景に、使われなくなった別荘や住宅、保養所や学校などの遊休不動産が数多く存在します。これらは管理コストだけがかかり、所有者や地域の負担となることもしばしばです。

別荘サブスクは、こういった物件を共有資源としてリノベーションし、利用者が循環して滞在することで、単独の所有では成立しにくかった新たな価値を生み出し、不動産運用を可能にします。

さらに、定期的な利用者の流れは、地域経済の復興にも影響をもたらします。飲食店利用や地域イベントへの参加など、持続的な関係性を生みだせる可能性が広がります。

遊休不動産は、“人の流れを生み出す拠点”へと変貌する可能性を秘めています。

ライフスタイルと土地運用の変革

別荘サブスクの広がりは、個人のライフスタイルの変革にとどまらず、不動産市場や地域の在り方にも変化をもたらす可能性があります。自治体や地元企業と連携した仕組みづくりや、滞在期間に応じたサービスづくりなど、様々な展開も期待できるでしょう。

多拠点生活、ワーケーション、地方移住、そして遊休不動産の再生。これらを横断的につないでいる別荘サブスクは、暮らしと土地運用の両面から社会的な課題にアプローチし、注目されていくのではないでしょうか。

GARDEのリアルエステートサービスは、「不動産賃貸・売買仲介」「オフィスリーシング」「CREコンサルティング」の3つを柱に、多様なビジネスニーズに対応しています。
また、地方創生事業と掛け合わせることで、地方における土地の利活用やホテル・住宅の改装など、遊休資産の活用にも積極的に取り組んでいます。
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GARDE Galleryリニューアルオープン ―ニコラ・マニエロ個展「アーバン・ポートレート」が開催

2026年3月2日(月)から3月13日(金)までの期間、リニューアルしたGARDE Galleryにて、写真家ニコラ・マニエロによる個展「アーバン・ポートレート」を開催します。本展では、都市を建築やインフラ、象徴的なランドマークとして捉えるのではなく、公共空間に埋め込まれた人間の存在へと視線を移すことで、都市の新たな表情を探求しています。
新しく生まれ変わったGARDE Galleryの空間とともに、ぜひ本展をご体感ください。

都市をそこに生きる人々の顔を通して探究する

本展では、都市を建築やインフラ、象徴的なランドマークを通して捉えるのではなく、公共空間に埋め込まれた人間の存在へと視線を移すことで探求しています。表情や身振り、そして一瞬の邂逅を通して、高密度な都市生活が生み出す心理的・感情的な状態が浮かび上がります。


展示されるポートレートは、街路や駅、移行的な空間における偶然の出会いから生まれたものです。注意がふと逸れ、防御が緩み、内面が一瞬だけ表出する、そのような瞬間を捉えています。これらは個人のアイデンティティを規定したり物語を語ったりするのではなく、むしろ断片として表されています。部分的で、未解決で、開かれた像として、現代都市に特徴的な不安定さや曖昧さを映し出します。


あえて明示的な文脈的な情報を排することで、従来のドキュメンタリー的な衝動からは一線を画し、周囲の都市はほとんど不可視のまま、光や質感、空気感の痕跡へと還元されていきます。そして都市の圧力が蓄積する場としての「顔」へと焦点を移すと、疲労、孤独、強靭さ、脆さ、そして静かな抵抗が、一つのフレームの中に共存します。それぞれのイメージは、内と外、私的と公的のあいだの閾(しきい)なのです。


ポートレートは未計画の状況から立ち上がり、撮影者の身体的な存在と公共空間の予測不可能な力学によって形づくられます。この方法は、ストリート写真に内在する倫理的緊張を認めつつ、支配よりも不確実性を、所有よりも存在を強調しています。


それらを集合的に見ると、ポートレートは都市そのものの複合的な像を形づくることに気が付きます。そこに一貫した物語や直線的なシークエンスはなく、姿勢や視線、感情のトーンを通して互いに響き合う瞬間の星座があるのみ。反復と差異がリズムを生み、個々の物語ではなく共有された状態が現れます。そこを行き交う人々によって絶えず生成される関係性の可変的な場として都市が形作られるのです。


スピードや消費、視覚的過負荷に支配された状況のなかで、「アーバン・ポートレート」は立ち止まり、他者の存在と向き合うことを求め、時間をかけて観察してみることを提案しています。都市は、モニュメントやスカイラインによってではなく、日々そこに生まれる儚く移ろいやすい、しかし深く人間的な瞬間によるものであると示唆しているのです。




ニコラ・マニエロ

東京を拠点とするイタリア人建築家・写真家。ヴェネツィア建築大学(IUAV)で建築を学び、空間・知覚・日常生活の関係性に早くから関心を抱いた。2010年よりKengo Kuma & Associatesに所属し、現在はパートナーとして、ヨーロッパ、中東、アジアにおける文化施設、インフラ、都市プロジェクトに携わっている。
彼の建築実践は、コンテクスト、素材性、公共空間に対する強い感受性に特徴づけられる。これまで、ランドスケープや社会的利用、集合的体験のあいだを媒介する建築を探究する、複雑な国際プロジェクトに従事。その背景は、写真を独立した分野ではなく、建築的思考の延長として捉える彼の姿勢に深く影響を与えている。
建築家としての活動と並行し、マニエロは現代都市を主題とする独立した写真研究を展開してきた。作品では人間的スケールでの都市生活を探り、周縁的な状況や日常の身振り、計画的な表象からこぼれ落ちる瞬間に着目。建築を対象物として描くのではなく、構築された環境がいかに住まれ、知覚され、感情的に経験されるかを探究している。

ニコラ・マニエロ個展「アーバン・ポートレート」開催概要

会期:2026年3月2日(月)~3月13日(金)
時間:11:00〜18:00
場所:GARDE Gallery(東京都港区南青山5-2-1 ALLIANCEビル4F)
休廊:日、祝日
販売予定URL:https://www.art-adf.jp/

GARDE Galleryは、アートに関わるさまざまな活動の場を提供するとともに、次世代を担う若い才能の育成と支援を目的として運営しています。

GARDE Design Magazineではプロジェクト実績の紹介、建築やデザイン、アート関連のトレンド、イベント情報を掲載しています。
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「インパーフェクト バイ デザイン」 AI隆盛時代だからこそのデザイントレンド

Imperfect by design (インパーフェクト バイ デザイン)とは?

近年、デザイン業界のみならず個人の創作活動において、注目のキーワードとして急浮上しています。直訳では「設計/デザインによる不完全さ」を意味し、完全性ではなく、意図的に粗さやノイズ、ゆらぎ等の「アナログ感」を残すことで、共感や温かみ、信頼を生み出そうとするデザインの思想・アプローチとされています。レコードプレーヤーの復刻販売など、レトロムーブメントのデザイン業界版ともいえるでしょう。フィルムカメラやポラロイドの人気再燃も同じ背景を持ち、引き続き長期トレンドになっていくものと思われます。

特にAIやアルゴリズムによる「完璧でクリーンな」デジタルコンテンツが溢れる時代において、逆に人間らしいアナログ感、不揃いな質感、感情に訴えかける「ラフさ」を意図的にクリエイティブに取り入れる手法は、それをAIが学習を深めることで最終的には模倣が可能ですが、その場合も人の感性によって意図されたものとは「情緒的価値」において明確に区別される、と考えられます。

それゆえに「人」ならではの経験や鍛錬からしか得られない発想/創造の編集力こそが重要であり、AIによって誰もが一定以上のアウトプットができる時代において唯一無二の価値を産み出す、といえます。

デザイン・コンサルティングファームのGARDEが提供する「Imperfect by design」とは

同様に、インテリアなどのデザイン領域でも機能性・安全性・快適性において付与すべき手法、としてこれまでにもラグジュアリーブランドや高級ホテル/レストランなどを中心に「美意識」「質感」といった言葉で説明されてきたことであり、GARDEが提供するデザインやコンサルティングに共通する「情緒的価値」のある空間提供において不可欠な手法だといえます。しかしながら、これはAIを否定するものではなく、逆に最大活用しつつ、最終的に人の思考+作業を加える事によってこれまで以上の価値提供を可能にしています。

情緒的価値のある空間においては、
① 「心地良さ」「誇らしさ」「言い表せない魅力」を感じる
② そこで買う、住む、食事する、纏うことで「豊かさ」や「帰属意識」「承認欲求」が満たされる
③ ブランドや施設などに対して「愛着」や「応援感情」、「敬意」が生まれる

これら無形資産は、短期的なKPIでは測りにくいですが、口コミや推奨の増大、意思決定者や地域からの信頼、ブランド指名買いやリピート率の向上といった複合的かつ長期的な効果により、企業成長そのものにつながる有形資産を形成していきます。

「インパーフェクト バイ デザイン」。この意図的な不完全さが情緒的価値を生み出すためには、あくまでも計画され尽くした精緻なデザインが必要不可欠であり、真の意味でAIがヒトの能力を超えられない領域の1つと言えるかも知れません。

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「ネットポジティブ」 デザイン・コンサルティングファームの果たす役割とは?

Net Positive(ネットポジティブ)とは?

ネットポジティブとは、企業や組織の活動が社会・環境に与えるプラスの影響が、マイナスの影響を上回っている状態を目指す考え方であり、単に環境負荷を減らす「サステナブル」や、悪影響をゼロに近づける「カーボンニュートラル」よりも一歩進み、「活動することで社会をより良くする」ことが目的であることが特徴です。

この概念は、ユニリーバの元CEOポール・ポールマンらによって提唱・言語化され、近年はESG経営やCSV(共通価値の創造)の進化形として近年のビジネストレンドの1つとなっています。

従来の企業活動では、「法令遵守」「環境負荷の削減」「社会的責任を果たす」ことが主眼でした。しかし、ネットポジティブにおいては、
• 環境:CO₂排出を減らすだけでなく、環境の自然再生に貢献する
• 社会:雇用を生むだけでなく、地域や人々の生活の質や幸福度を高める
• 経済:自社利益だけでなく、産業や社会全体の価値を押し上げる
といった、積極的な価値創出が求められます。

今、ネットポジティブが企業に求められる理由

気候変動、資源枯渇、格差拡大といった社会課題が深刻化する中で、既にSDGsなどに多くの団体・企業が取り組んでいる現状においては、単に「悪影響を減らすだけ」では不十分です。その為、ネットポジティブは企業の競争力・信頼・持続的成長を同時に実現する経営指針となり得る、と言えるでしょう。

「害を減らす経営」から「より良い影響を最大化する経営」への転換、事業活動そのものが社会や環境を前進させる状態を目指すことで、企業・団体は長期的に社会から選ばれ、成長を続けることが出来ます。

デザイン・コンサルティングファームのGARDEが提供する「情緒的経営資産」とは

前提として経営価値や資産は、企業・団体の提供物に宿る「情緒」や「感情」に大きな影響を受けます。

また、企業価値が、財務指標や機能的優位性だけで決まらないビジネス環境において、企業の顧客、地域、社会がその企業に対してどのような感情を抱くか──信頼、共感、誇り、愛着──これらの「情緒的価値」が、株価や長期的なブランド力と経営の持続性を左右すると考えられます。

GARDEが提供する「空間」や「デザイン」、コンサルティングは、まさにこの「情緒的価値」を最も強く生み出すブランディングコンテンツでもあります。人は様々な空間の中で人生の全てを過ごすからこそ、空間は単なる場所ではなく、人の感情・行動・価値観の全てに影響を与えているのです。

情緒的価値のある空間においては、
① 「心地良さ」「誇らしさ」「言い表せない魅力」を感じる
② そこで買う、住む、食事する、纏うことで「豊かさ」や「帰属意識」「承認欲求」が満たされる
③ ブランドや施設などに対して「愛着」や「応援感情」、「敬意」が生まれる

これら無形資産は、短期的なKPIでは測りにくいですが、口コミや推奨の増大、意思決定者や地域からの信頼、ブランド指名買いやリピート率の向上といった複合的かつ長期的な効果により、企業成長そのものにつながる有形資産を形成していきます。

GARDEの強みは、デザイン・コンサルティング、企業マッチング、各種開発、アート、不動産などを通じて、お客様の情緒的経営資産を意図したデザインや計画が可能であり、「感情のネットポジティブ」を提供できる事業サービス領域によって、単なる建築や開発とは一線を画した「時代が求める価値の創造」にあるといえるでしょう。

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「オフショアリング」デザイン・コンサルティングファームの円安・関税対策

「オフショアリング」とは? 80年代から台頭してきた対外ビジネス手法

オフショアリング(offshoring)とは、自社サービスや業務を海外で行うこと、または生産拠点を海外へ移転することとされており、主に為替や税制など、国ごとに異なるビジネス環境からコスト削減や事業効率の向上を目的に行われます。類似の概念として「アウトソーシング」がありますが、こちらは業務を「外部」に委託すること全般を指し、国内・海外は問いません。オフショアリングは、アウトソーシングの中でも特に「国外に向けた」ビジネス形態を指します。本稿ではそのチャンスと変遷、GARDEの事業への波及状況について簡潔に記述します。

オフショア開発は、1980年代に中国を中心に始まり、2010年前後から他ASEAN諸国へ

80年代から90年代の初頭にかけては空前の円高により、「日本=高品質だけど高い」、が世界の共通認識であり、同時に日本製品(車、電化製品)の高付加価値化、ブランド化が進みました。
日本以外のアジア諸国を中心に「モノの生産」に関してオフショアリングが集中し、特に80年代からの中国の大きな発展には目を見張るものがありました。その後、インドやASEAN諸国(例:ベトナムなど)へこのトレンドは拡大し、製造業には欠かせない世界戦略と位置づけられています。
ところが、この数年は潮目が大きく変わり、円安が大きく加速。従前の認識は、新しい価値観「日本=値ごろで高品質」に様変わりしました。インバウンド需要の盛り上がりはその証左と言えるでしょう。

新しい市場環境「関税・貿易戦争」「地球温暖化対策」の脅威と成長チャンス

そして、ここに米国に端を発する「関税」をめぐる市場環境の変化が加わり、地球温暖化対策や中東やロシアの紛争、各国のエネルギー政策変化などに追加される形で、モノの輸出や流通に様々な課題が発生しています。GARDEでは、強みの1つであるグローバルネットワークによって関税や輸送コストのほぼかからない「デザイン」「アイデア」「コンサルティング」を東京の本社中心に各国拠点を活用して「創造力の輸出」も行っています。同様に日本再生の戦略として、ポータビリティーの高い、デジタルコンテンツ(アートのNFT取引、オンラインゲーム、アニメコンテンツ等)も、ますます大きな成長チャンスとなっていくことでしょう。


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