“Light House”, 2025 oil on canvas 131x 161cm (100号)
GARDEが運営するアートギャラリーGOCA by Gardeは、日本最大級のアートフェア「アートフェア東京」の20回目となる「ART FAIR TOKYO 20」において、ニューヨークを拠点に国際的な活動を続ける現代アーティスト大岩オスカールの個展『Harvest of Light ― 光の収穫(サブタイトル:Cultivating the In-Between / 境界を耕す)』を開催いたします。
本展は、日本の原風景である「田んぼ」や、人々の日常に根ざした「食(弁当・屋台)」をモチーフとした作品を中心に、大岩が長年探求してきた「境界(in-between)」というテーマを提示します。ブラジル、日本、アメリカという複数の文化圏を横断してきた自身の経験を背景に、文化や記憶、風景が交差する独自の世界観を展開します。
本展の見どころ
1965年、ブラジル・サンパウロに日本人の両親のもとに生まれ、東京を経て現在はニューヨークを拠点に活動する大岩オスカールは、自らを「世界の狭間(in-between worlds)のアーティスト」と定義しています。ブラジルと日本という異なる文化の間で育った経験は、対比や混種性(ハイブリディティ)に対する独自の感受性を彼にもたらしました。
建築と都市計画を学んだ大岩にとって、風景は単なる背景ではありません。彼が描く一見見慣れた光景には微細な歪みが潜み、自然と建築、現実と想像が滑らかに交差していきます。
本展の中心作品である、幅2メートルを超える大作『Paddy Field』(2023)では、人間が大地に刻んだ幾何学的な水田のグリッドが、記憶と自然が交錯する圧倒的な「光のマトリックス」へと変容します。
また、『Hell’s Kitchen 2』や『Light Shop 4』といった作品では、屋台や弁当といった日常のモチーフを通して、大岩作品の特徴である「ユーモアと不安の共存」が表現されています。日常の風景をわずかに「不可能なもの」へと変容させることで、私たちが日々通り過ぎる環境との関係性を改めて問い直す空間が立ち上がります。
大岩が世界を移動しながら「境界」という土壌を耕し、そこから生まれた実りをキャンバスに定着させた「光の収穫(Harvest of Light)」を、ぜひご高覧ください。
“Paddy Field”, 2023, oil on canvas, 111 x 227 cm
“Hell’s Kitchen 2” , 2023, oil on canvas, 101.5 x 137.7 cm
Light Shop 4, 2024, oil on canvas, 137 x 101.6 cm
展覧会開催概要
タイトル : Harvest of Light ― 光の収穫(サブタイトル:Cultivating the In-Between / 境界を耕す)
期間 : 2026年3月13日(金)~3月15日(日)
会場 :東京国際フォーラム【Galleries:N067】GOCA by Garde
住所 :東京都千代田区丸の内3-5-1
観覧料 : 1DAYパス 5000円 / ペアパス 9000円 / シーズンパス(通し券)8000円
開館時間 :11:00~19:00(3⽉15⽇は〜17:00)※入場は閉場30分前まで
公式サイト: https://artfairtokyo.com
アーティストプロフィール
大岩オスカール(Oscar Oiwa)
1965年、ブラジル・サンパウロ生まれ。1989年にサンパウロ大学建築都市学部を卒業後、1991年に東京へ移住。2002年よりニューヨークを拠点に活動。
ドローイング、絵画、大規模なインスタレーション、パブリックアートなど多様な表現を展開し、これまでに世界各地で200以上の展覧会(うち60以上の個展)を開催しています。主な展示先には、東京都現代美術館、リオデジャネイロ国立美術館、パリ日本文化会館などがあります。
また、パブリックアートの分野でも世界的な評価を受けており、2025年にはニューヨーク市地下鉄(MTA)のための恒久モザイク壁画作品『Woodside Window』を完成させました。
その功績が認められ、2019年に紺綬褒章を受章。さらに、Pollock-Krasner Foundation、John Simon Guggenheim Memorial Foundationなど、国際的に権威ある助成・フェローシップを多数受けています。
公式HP:https://www.oscaroiwastudio.com/
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