「Unpack ’24」による世界のトラベルトレンド

旅行先のグローバル調査結果から、チェックしておくべきトレンド2つをご紹介 

エクスペディア・グループから、旅行トレンド「Unpack ’24」 を発表されました。「Unpack ’24」 は、エクスペディアホテルズドットコムを含むエクスペディア・グループ内のデータに加え、日本を含む世界14地域における2 万人の旅行者を対象としたグローバル調査結果に基づき、人気の旅行先から旅行業界における最新テクノロジーまで、2024年の旅行トレンドが6つ紹介されています。今回は、発表トレンドの中から2つご紹介します。

出典:エクスペディアWebサイトhttps://www.expedia.co.jp/stories/2024-travel-trends/

トレンドピックアップ1:テレビ番組や映画の影響で旅行先を選ぶ「ロケ地巡り旅」

昨年から引き続き「テレビや映画のロケ地を旅行先として選ぶ」トレンドが2024 年も続くことが予想されています。調査によると、半数以上(53%)が「テレビ番組や映画の影響で旅行先を調べた、もしくは実際に旅行を予約した」と回答しています。
日本人の回答限定では、影響元として最も多かった回答は「バラエティやドラマなどのテレビ番組(49%)」、次いで「本(38%)」、「ストリーミングサービス(16%)」となりました。グローバル平均の結果と比較すると、日本は特に「テレビ番組」の影響力が大きいことが伺えます。

世界中にファンを持つ日本の映画・アニメーション作品、例えば明治時代後期が舞台のゴールデンカムイや大正時代の鬼滅の刃には、その世界観に魅せられたファンも多く、この時代を象徴するデザインが施された旅館、ホテルは旅の目的の1つになり得ます。GARDEが携わらせて頂いたARUホテル京都などはその好例といえます。

インテリアデザインを担当したフランチェスコ リストリは、「大正ロマン」という独特な世界観で表される日本の芸術・文化の様式についてこのプロジェクトで初めて知り、「最初は西洋スタイルの模倣と感じたが、深く学ぶにつれて西洋の建築やアートに新たな解釈を加えた独特な世界観を創出していることに感動を覚えた」と言います。このような体験は国籍を問わず味わえることであり、映画の主人公が過ごしたロケーションでの実体験が旅行トレンドになるのは頷けます。

出典: ㈱GARDEプレスリリース 京都三条木屋町に出現した「大正ロマン」
~イタリア人デザイナーが作るモダニズムな世界観がそこに「在る(ARU)」~

トレンドピックアップ2:旅行における「生成AI時代」

2024 年には「生成AI時代」が到来し、この最新テクノロジーが旅行コンテンツにもたらす影響が徐々に高まる事が予想されています。生成AIの回答内容はプロンプト(AIへの指示内容)次第であるものの、観光地だけではなく、旅の目的そのものに影響を与えるでしょう。レポートでは、今後の生成AIの活用について、アンケート回答者の50%が「旅行予約時の生成AIの活用に興味がある」、69%が「生成AIは旅程のプランニングに役立つ」と考えていることが分かっています。

また、GARDEで製作したメタバース美術館「COCOWARP」のような疑似空間やゲーム内世界へVR技術を使ってご当地訪問するなど、新しいタイプの「イマ―シブ体験」も新しい旅行トレンドとなっていくことでしょう。

Unpack ’24 レポート全文はこちら
Unpack ’24 特設サイトはこちら

GARDE公式HP: https://www.garde-intl.com/
デザインマガジン: https://www.gardedesignmagazine.com/

参考リンク
https://aru-kyoto.com/
https://www.garde-intl.com/portfolio/por_details.php?ptid=167&img=5&lang=jp
https://www.cocowarp.com/

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