「インパーフェクト バイ デザイン」 AI隆盛時代だからこそのデザイントレンド

Imperfect by design (インパーフェクト バイ デザイン)とは?

近年、デザイン業界のみならず個人の創作活動において、注目のキーワードとして急浮上しています。直訳では「設計/デザインによる不完全さ」を意味し、完全性ではなく、意図的に粗さやノイズ、ゆらぎ等の「アナログ感」を残すことで、共感や温かみ、信頼を生み出そうとするデザインの思想・アプローチとされています。レコードプレーヤーの復刻販売など、レトロムーブメントのデザイン業界版ともいえるでしょう。フィルムカメラやポラロイドの人気再燃も同じ背景を持ち、引き続き長期トレンドになっていくものと思われます。

特にAIやアルゴリズムによる「完璧でクリーンな」デジタルコンテンツが溢れる時代において、逆に人間らしいアナログ感、不揃いな質感、感情に訴えかける「ラフさ」を意図的にクリエイティブに取り入れる手法は、それをAIが学習を深めることで最終的には模倣が可能ですが、その場合も人の感性によって意図されたものとは「情緒的価値」において明確に区別される、と考えられます。

それゆえに「人」ならではの経験や鍛錬からしか得られない発想/創造の編集力こそが重要であり、AIによって誰もが一定以上のアウトプットができる時代において唯一無二の価値を産み出す、といえます。

デザイン・コンサルティングファームのGARDEが提供する「Imperfect by design」とは

同様に、インテリアなどのデザイン領域でも機能性・安全性・快適性において付与すべき手法、としてこれまでにもラグジュアリーブランドや高級ホテル/レストランなどを中心に「美意識」「質感」といった言葉で説明されてきたことであり、GARDEが提供するデザインやコンサルティングに共通する「情緒的価値」のある空間提供において不可欠な手法だといえます。しかしながら、これはAIを否定するものではなく、逆に最大活用しつつ、最終的に人の思考+作業を加える事によってこれまで以上の価値提供を可能にしています。

情緒的価値のある空間においては、
① 「心地良さ」「誇らしさ」「言い表せない魅力」を感じる
② そこで買う、住む、食事する、纏うことで「豊かさ」や「帰属意識」「承認欲求」が満たされる
③ ブランドや施設などに対して「愛着」や「応援感情」、「敬意」が生まれる

これら無形資産は、短期的なKPIでは測りにくいですが、口コミや推奨の増大、意思決定者や地域からの信頼、ブランド指名買いやリピート率の向上といった複合的かつ長期的な効果により、企業成長そのものにつながる有形資産を形成していきます。

「インパーフェクト バイ デザイン」。この意図的な不完全さが情緒的価値を生み出すためには、あくまでも計画され尽くした精緻なデザインが必要不可欠であり、真の意味でAIがヒトの能力を超えられない領域の1つと言えるかも知れません。

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